親知らず
親知らずを抜歯する際の
医院の選び方

患者さまが歯科医院を
選択する基準について
「親知らずを抜きたいけど、どこの歯医者に行けばいいのかわからない…」
そんな不安を感じている方も多いのではないでしょうか?
親知らずの抜歯は、歯科医院によって得意・不得意がある治療のひとつ。
特に「斜めに生えている」「歯ぐきに埋まっている」「下顎の神経に近い」など、難易度が高いケースでは、慎重な判断と医院選びが重要です。
歯科医院を選ぶ際のチェックポイント
親知らず抜歯の経験が
豊富かどうか
必ずしも「口腔外科専門医」である必要はありませんが、日常的に親知らずの抜歯を行っているかどうかは重要です。
「親知らずの抜歯に慣れている先生がいるか」「症例実績が豊富か」をチェックしてみましょう。

CTやレントゲンでの精密な
診断が可能か
親知らずの根の形や神経との距離は人によって異なります。
当院では歯科用CTを完備しており、抜歯前に安全性を確認した上で、必要に応じて大学病院などへ紹介する体制を整えています。

患者さんに寄り添った
丁寧な説明があるか
「なんとなく怖いから抜きたくない」という方も、しっかりとした説明と選択肢の提示があることで安心感が変わります。
当院では、事前に親知らずの状態をわかりやすくご説明し、患者さま一人ひとりに合った治療計画をご提案しています。

痛みや腫れを最小限にする
工夫があるか
親知らずの抜歯に不安がある方は、麻酔や術後のケアが丁寧かどうかも大切なポイントです。
当院では、痛みに配慮した抜歯と、術後の過ごし方・お薬の案内もしっかり行い、また安全性を重視した抜歯を行っております。
必要に応じて大学病院や口腔外科専門施設と連携しているため、どのような症例でも安心してご相談いただけます。

親知らずについて

親知らず(智歯・ちし)(第三大臼歯)とは、10代後半から20代前半にかけて生えてくる、奥歯の1番後ろに生えてくる永久歯のことです。
上下左右合わせて最大4本生えてくる可能性がありますが全て生え揃わない方も多く、現代人は顎が小さくなってきているため、生えるペースが足りないことがほとんどです。
何歳くらいで生えてくるのか
一般的には17〜25歳頃に生えてくることが多いです。そのため“親の知らない間に生える歯”という意味で“親知らず”と呼ばれています。
しかし生える時期や本数には個人差があり、
- 10代後半で既に萌出(生えている)方
- 30代になってから生える方
- そもそも親知らずが存在しない方
(先天的欠如)
もいらっしゃいます。
また顎の大きさや骨格によっては、親知らずがまっすぐ生えるスペースが足りないことも多く、
- 横向きに埋まっている
(水平埋伏) - 一部だけ歯茎から歯が顔を出す
(半埋伏)
といった状態で発見されるケースも少なくありません。
このような生え方をしていると、痛み・腫れ・虫歯・口臭の原因になることがあるため、町屋で親知らずが気になる方は、早めに歯科医院でレントゲンやCT検査を受けて適切な対応をしましょう。
親知らずの痛みについて
町屋で親知らずのお痛みにお悩みの方は、早めのチェックをおすすめします。
親知らずが生えてくる時、多くの方がズキズキとした痛みや違和感を感じます。これは親知らずが歯茎を突き破って出てこようとする際に炎症が起きたり、隣の歯や骨に圧力がかかるためです。
セルフチェックのポイント
- 歯茎が腫れて熱を持っている
- 食事や会話で奥歯が痛む
- 口が開けにくい(開口障害)
- 頭痛や喉の痛みを感じることがある
このような症状は“智歯周囲炎”と呼ばれます。親知らずの周りの炎症が原因です。放っておくと、腫れや痛みが悪化し、顔が腫れる・発熱・膿が出るなどの症状に進行する可能性もあります。
また、親知らずが横向きや斜めに生えている場合、(埋伏歯)痛みが慢性に続くことも。正確な診断と早期の治療が大切です。
親知らずの痛みの原因
について

痛みの原因
「急に奥歯の奥がズキズキする…」
「口が開きにくくて、腫れてきた…」
その痛み、親知らずが原因かもしれません。
親知らず(智歯)は、生え方や位置によってさまざまなトラブルを引き起こし、強い痛みや腫れの原因になる歯です。特に10代後半から20代前半にかけて生えてくることが多く、町屋でもこの年代の患者様からの相談が増えています。
親知らずによる痛みの主な原因には、以下のようなものがあります:
親知らずが斜めや横向きに
生えている
スペースが足りない状態で生えてくると、歯ぐきを突き破るように生えることで炎症が起き、痛みを引き起こします。

智歯周囲炎(ちししゅういえん)
親知らずのまわりの歯ぐきに汚れや細菌がたまると、歯ぐきが腫れて炎症が起きる「智歯周囲炎」になります。口が開きにくくなったり、発熱を伴うこともあります。

虫歯・歯周病
親知らずは奥にあるため磨きにくく、虫歯や歯周病になりやすい部位です。
気づいたときには神経まで進行し、ズキズキとした激しい痛みを感じることもあります。

隣の歯を圧迫している
親知らずが前方の歯(第二大臼歯)を押すように生えていると、歯が動いて痛んだり、歯並びに影響が出ることもあります。

親知らずが痛くなったら、
早めに受診を!
痛みがある場合、無理に我慢すると炎症が悪化し、腫れや発熱で抜歯ができない状態になることもあります。
町屋の当院では、レントゲン・CT撮影による正確な診断と、安全な親知らず抜歯を行っています。
「親知らずが気になる」「今すぐ抜いたほうがいいか知りたい」という方は、ぜひ無料カウンセリングをご利用ください。
親知らずの抜歯について

親知らずはすぐに抜くべきケースと、経過観察で良いケースがありますが、最適なタイミングでの抜歯には多くのメリットがあります。
抜歯に最適な時期について
抜歯に最適な時期は「症状が出る前」または「軽い違和感があるうち」です。
親知らずは、痛みや腫れが出てからではなく、症状が出る前の「比較的落ち着いている時期」に抜くのが理想です。
理由1
炎症が起きていない状態では、出血や腫れが少なく、治癒も早いためです。
理由2
将来的なトラブル(虫歯、歯周病、歯並びの悪化など)を未然に防げるからです。
親知らずを早めに抜くメリット
歯並びの悪化を防げる
特に矯正治療前や治療後の方は、親知らずの力によって歯並びが乱れる可能性があるため、早めの抜歯が推奨されます。
隣の歯(第二大臼歯)を守れる
親知らずが斜めに生えていたり、清掃しづらい位置にあると、手前の大切な歯を虫歯や歯周病にしてしまうリスクがあります。
腫れ・痛み・炎症のリスクを
減らせる
将来的に智歯周囲炎などの炎症を起こすと、顔の腫れ、激しい痛み、口が開かないといった症状に悩まされることも。これを防ぐには、早めの判断が重要です。
骨が柔らかいうちの方が
治りやすい
20代〜30代前半は骨がまだ柔らかく、傷の治りも早いため、抜歯に適しています。40代以降になると抜歯が難しくなるケースもあるため、注意が必要です。
抜歯の難易度について
親知らずの抜歯は、すべてが同じではありません。生え方や位置によって「難易度」「かかる時間」「費用」が大きく異なります。
ここでは、よくある3パターンに分けて詳しく解説いたします。親知らずの抜歯は、全てが同じではありません。
【比較的簡単】
真っ直ぐ生えている親知らず
難易度 | ★☆☆(低め) |
抜歯にかかる時間 | 10〜20分程度 |
費用 | 保険適用(3割負担)で 約1,100円〜2,200円程度 (診察・レントゲン別途) ※症状や医院によって前後します ※税込価格です |

歯ぐきからまっすぐ生えていて、周囲の歯にも影響がない場合は、通常の抜歯と大きな差はありません。
抜歯の時間は麻酔をしてから抜歯、止血まで含めて30分前後で終了することがほとんどです。
【中程度】
横向きに生えている親知らず
(水平埋伏)
難易度 | ★★☆(中〜高) |
抜歯にかかる時間 | 30分〜1時間程度 |
費用 | 保険適用(3割負担)で 約2,200円〜5,500円程度 (診察・レントゲン別途) ※症状や医院によって前後します ※税込価格です |

横向きに生えて隣の歯を圧迫している「水平埋伏歯」は、歯を分割して抜歯する必要があることも多く、技術が求められます。
抜歯の時間は骨を削ったり、歯を分割するため、少し時間がかかります。
【高難度】
完全に埋まっている親知らず
(完全埋伏)
難易度 | ★★★(高い) |
抜歯にかかる時間 | 1時間〜1時間半 |
費用 | 保険適用 (3割負担)で 約3,300円〜7,700円程度 (診察・レントゲン別途) ※紹介先の病院では別途費用がかかる可能性があります ※税込価格です |

骨の中に完全に埋まっている場合(完全埋伏歯)は、大学病院などの口腔外科での処置が必要になるケースもあります。
CT撮影で神経や周囲組織との関係を確認し、慎重に外科的処置を行います。
抜歯をお勧めする場合は
どんなケースか
以下のような状態に当てはまる場合は、親知らずの抜歯をおすすめします。
横向きや斜めに生えている
横向きや斜めに生えている親知らず(水平埋伏歯など)は、隣の歯を押したり、歯並びを乱す原因になります。
矯正治療前後の方は特に注意が必要です。

腫れや痛みが繰り返し起こる
親知らず周囲の歯ぐきが腫れたり、智歯周囲炎と呼ばれる炎症が起きている場合、自然に治ることは難しく、再発しやすいため抜歯が望ましいです。

虫歯・歯周病が進行している
矯正治療の前後で必要なケース
親知らずが将来的に歯並びに影響を与える可能性がある場合、矯正治療の一環として抜歯を検討することがあります。

必ずしも抜歯しなくて
良いケース
一方で、親知らずを無理に抜かなくても良い場合もあります。
まっすぐ正常に生えている
上下の親知らずが正しく噛み合っていて、虫歯や痛みもない場合は、そのまま残す選択肢もあります。

骨の中に完全に埋まっていて
問題がない
完全に埋まっていて、痛みや腫れ、隣の歯への影響がなければ、定期的な経過観察で様子を見ることも可能です。

高齢で健康への
リスクが高い場合
高齢者や全身疾患のある方では、抜歯のリスクとメリットを慎重に比較し、処置を行わない判断をすることもあります。

まとめ
親知らずの抜歯は
「必要性を見極める」ことが大切です
町屋の当院では、丁寧なカウンセリングとレントゲン・CT検査をもとに、親知らずを抜くべきかどうかをしっかり判断します。無理に抜かず、患者さまにとってベストな選択肢をご提案しますので、安心してご相談ください。
抜歯後の注意点
(腫れ、痛み止め、その他)

親知らずの抜歯は、抜いた後のケアもとても大切です。
町屋で親知らずの抜歯をご検討中の方へ、抜歯後の注意点や過ごし方を詳しくご説明します。
抜歯後の腫れについて
親知らずを抜いたあとは、2〜3日ほど腫れが出ることが一般的です。特に、横向きや埋まっている親知らずを抜いた場合は、腫れやすくなります。
- 腫れのピーク:
術後1〜2日目 - 落ち着いてくる時期:
3日目以降〜1週間程度
※冷やしすぎには注意しましょう。氷などで強く冷やすと、血行が悪くなり治りが遅くなることもあるため、保冷剤をタオルで巻いて“軽く”冷やす程度にしましょう。
痛みと痛み止めの服用
抜歯後には、ある程度の痛みや違和感を感じることがあります。医院で処方された痛み止め(鎮痛剤)を、指示通りに服用してください。
- 我慢せず、痛みが出そうな前に服用するのがコツです
- 痛みが強く長引く場合は、ドライソケット(治癒不全)などの可能性もあるため、再度受診をおすすめします
食事に関する注意点
抜歯当日は、なるべく柔らかくて刺激の少ない食事を心がけましょう。
避けた方がよい食べ物
- 辛いもの
- 熱いもの
- 硬いもの
- アルコールなど
おすすめの食事
- おかゆ
- スープ
- ヨーグルト
- ゼリーなど
※傷口に食べ物が詰まらないように注意し、うがいはやさしく行いましょう。
うがいや歯みがきについて
- 術後24時間以内の強いうがいはNG
→血のかたまり(血餅)が取れてしまい、治りが悪くなることがあります
- 歯みがきは、抜いた部分を避けてやさしく行いましょう
入浴・運動・飲酒などの制限
- 当日は長風呂や激しい運動は避けてください
- 飲酒は2〜3日控えるのが理想的
- 喫煙は血流を悪くし、治癒を遅らせる原因となるため、できるだけ避けてください
抜歯後の注意サイン
(再診が必要な場合)
以下のような症状が見られた場合は、すぐに歯科医院へご相談ください。
- 数日たっても痛みや腫れが強くなっていく
- 血が止まらない・膿が出る
- 口が開きづらい・飲み込みにくい
親知らずと歯並びについて

親知らずと歯並びの関係性について
“親知らずが歯並びを悪くするって本当?”と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
実は親知らずの生え方や位置によっては、前歯を押して歯並びを乱す原因になることがあります。
特に以下のような場合は注意が必要です。
- 親知らずが横向きや斜めに
生えてしまっている - 奥歯の後ろから強い圧力をかけている
- 歯列全体にスペースが足りない
これらのケースでは前歯が徐々に押されてガタガタになる“叢生”や矯正治療後に後戻りする原因になることも。
矯正歯科を検討中の方や過去に矯正をしたことがある方は親知らずの有無・状態を事前にチェックしておくことが重要です。町屋の当院では矯正専門認定医の歯科医師による診断やCT撮影を行い親知らずと歯並びのリスクを総合的に判断しています。
“歯並びが変わった気がする”“矯正後に親知らずが心配”など気になることがあればお気軽にご相談ください。
矯正の際の親知らず抜歯の意味
(後戻り)
矯正治療後の“後戻り”を防ぐカギは、親知らずにあります。
せっかく矯正治療をしてきれいな歯並びになっても、「数年後にまた歯がズレてきた…」という経験をした方も少なくありません。実はこの“後戻り”の原因の一つが、親知らずです。
特にこんな方は要注意
- 矯正後に親知らずが生えてくる
予定がある - すでに親知らずが斜めや
横向きに埋まっている - 下あごのスペースが狭い
親知らずが奥から歯列に圧力をかけることで、前歯が押されて乱れてしまうことがあります。特に下の前歯のガタつき(叢生)は、矯正後の後戻りの代表的な例です。
そのため、矯正前または矯正中に親知らずを抜歯することは、長期的にきれいな歯並びを保つために非常に重要です。
町屋の当院では、矯正専門の日本歯科矯正学会認定医の歯科医師と連携し、親知らずの状態をCTやレントゲンで丁寧に確認したうえで、抜歯のタイミングや必要性をご案内しています。
「親知らずを抜いたほうがいいの?」「矯正後の歯並びが気になる」という方は、無料カウンセリングでお気軽にご相談ください。
よくある親知らずの症状
歯ぐきの腫れ・痛み
親知らずが斜めや横向きに生えている場合、歯ぐきの一部が覆いかぶさって細菌が入り込み、炎症が起こります。
これを「智歯周囲炎」と呼び、歯ぐきの腫れ・ズキズキとした痛みが出るのが特徴です。

顔の腫れや口が開かない症状
炎症が進行すると、頬や顎が腫れたり、口が開かなくなる(開口障害)ことがあります。見た目にも影響するため、早めの対応が重要です。

頭痛・肩こり・首の痛み
一見関係ないように思える頭痛や肩こりも、実は親知らずが原因のことがあります。
顎の筋肉に無理な負担がかかることで、慢性的な頭痛や肩こりに繋がるケースも少なくありません。

歯並びやかみ合わせの乱れ
親知らずが隣の歯を押すと、歯並びが崩れたり、かみ合わせにズレが生じることがあります。
矯正治療前や治療後には、親知らずの抜歯が推奨される理由のひとつです。

親知らずを抜歯する際の
流れ
初診・カウンセリング
まずは、問診票の記入と、親知らずに関するお悩みのヒアリングを行います。
- 痛みの有無、腫れ、違和感などを
確認します - 他の歯や歯並びへの影響、過去の治療歴
などもお伺いします

レントゲン・CTによる精密検査
正確な診断のために、レントゲンやCT撮影を行います。
- 親知らずの位置・角度・根の形状を
確認します - 神経や血管との位置関係を把握し、
抜歯の難易度やリスクを判断します
※特に横向き・埋まっている親知らずの場合、
CT画像が重要です。

治療方針の説明・費用のご案内
検査結果をもとに、親知らずの状態や抜歯方法について丁寧にご説明します。
- 抜歯の必要性の有無
- 抜歯のタイミング
- 費用(保険適用か自費か)
- 抜歯後の注意点やリスク
不安や疑問があれば、どんなことでもお気軽にご相談ください。

抜歯当日(または後日予約)
状態によっては、当日そのまま抜歯を行うことも可能です。
腫れが強い場合や、体調が万全でない場合は、後日の予約をおすすめすることもあります。

麻酔〜抜歯
- 局所麻酔をしっかりと効かせてから、
抜歯を開始します - 骨を削る・歯を分割するなど、
状態に応じて適切な処置を行います - 抜歯後は、必要に応じて止血・縫合を
行います
※痛みは麻酔で抑えられますので、ご安心ください。

止血・術後の説明・お薬の処方
抜歯後は、ガーゼでしっかり止血を行い、術後の過ごし方を説明します。
- 出血の対処方法
- 食事や入浴の注意点
- お薬(痛み止め・抗生物質など)の
服用方法

経過観察・抜糸(必要な場合)
術後の状態確認や、縫合した場合は約1週間後に抜糸を行います。
※抜糸が不要なケースもあります

抜歯後の腫れについて

抜歯後の腫れはなぜ起こる?
親知らずの抜歯は、外科的な処置を伴うため、体の自然な炎症反応として腫れが起こります。
特に、歯茎を切開したり骨を削るような難易度の高い抜歯では腫れが大きく出やすくなります。
腫れるのはどのくらい?
腫れのピークと期間
腫れのピーク | 抜歯後2〜3日目 |
腫れが引くまでの期間 | 通常5〜7日間 |
多くの場合、1週間ほどで自然に腫れはおさまります。横向きに生えている親知らずや骨に埋まっているタイプを抜歯した場合は、腫れが強く出ることがあります。
腫れを最小限に抑えるための
ポイント
- 抜歯当日は激しい運動・入浴・
飲酒を避ける - 保冷剤などで冷やす(最初の1〜2日)
- 処方された抗生物質・痛み止めをきちんと服用する
- 喫煙を控える
(治癒が遅れる原因になります)
危険な腫れ方・受診が必要なケース
以下のような症状がある場合は、感染や他のトラブルの可能性があるため、早めの再診が必要です。
- 腫れが1週間以上引かない
- どんどん腫れが大きくなる
- 発熱や強い痛み、膿が出ている
- 口が開かない、喉が苦しい
これらは顎の深部感染(蜂窩織炎)などのリスクがあるため、放置せずに速やかに歯科医院へご相談ください。
親知らず抜歯で
よくあるご質問

Q. 親知らずは必ず抜かないと
いけませんか?
A. すべての親知らずが抜歯の対象ではありません。
正常に生えていて噛み合わせに問題がない場合は、そのまま経過観察することもあります。
しかし、痛み・腫れ・虫歯・歯並びへの悪影響がある場合は、早めの抜歯をおすすめします。
Q. 抜歯の痛みはどれくらいですか?
A. 抜歯中は麻酔が効いているため痛みはほぼありません。
抜歯後は数日間、鈍い痛みや腫れが出ることがありますが、痛み止めの処方があるため安心です。
Q. 腫れはどのくらい続きますか?
A. 通常は抜歯後2〜3日で腫れのピークを迎え、1週間ほどで落ち着きます。
※埋まっている親知らずなど、難しい抜歯の場合は腫れが長引くことがあります。
Q. 親知らずの抜歯は保険適用
されますか?
A. はい、親知らずの抜歯は基本的に健康保険が適用されます。
ただし、状態や処置内容により一部自費診療になるケースもあるため、事前にご説明します。
Q. 抜歯後の注意点はありますか?
A. はい、以下の点に注意が必要です。
- 当日の飲酒・激しい運動・入浴は避ける
- うがいのしすぎに注意
(血餅が取れると治りが悪くなります) - 喫煙は控える
- 処方されたお薬をきちんと服用する
Q. 抜歯後に食事はできますか?
A. 麻酔が切れてから、柔らかい食事(おかゆ・うどんなど)を摂るようにしましょう。
抜歯当日は辛い物や熱い物、固い物は控えてください。
Q. 他の医院で「大学病院で抜歯」と言われたのですが、
町屋の歯科・矯正歯科でも対応できますか?
A. 親知らずの状態によりますが、難症例(神経との距離が近い、深く埋まっているなど)の場合は、提携の専門医または大学病院をご紹介することも可能です。
まずはお気軽にご相談ください。
Q. 土日も抜歯してもらえますか?
A. 当院は土日も診療を行っており、親知らずの抜歯も可能です。
平日にお時間が取れない方でも安心してご来院いただけます。
Q. どんな時に親知らずが
痛くなりますか?
A. 親知らずが痛くなる主な原因は以下の通りです。
- 斜めや横向きに生えて歯ぐきを
圧迫している - 歯と歯ぐきの間に汚れが溜まり炎症
(智歯周囲炎)を起こしている - 虫歯や周囲の歯への影響で
痛みが出ている - 噛み合わせやストレスによる顎への負担
痛みが繰り返す場合は早めに抜歯を検討しましょう。
Q. 親知らずはなぜまっすぐ
生えないのですか?
A. 現代人は顎が小さく、親知らずが生えるスペースが足りないことが多いためです。
その結果、横向き・斜め・一部だけ見えるなど、正常に生えにくくなっています。
Q. 抜かずに治す方法はありますか?
A. 痛みや腫れの原因が一時的な炎症であれば、抗生物質や消炎処置で一時的に治まることもあります。
しかし、根本的な解決には抜歯が必要なケースがほとんどです。
Q. 親知らずの抜歯前に注意することはありますか?
A. 抜歯当日は以下に注意してください。
- 食事は軽めにすませておく
(麻酔が効く前の空腹を避ける) - 十分な睡眠と体調管理をしておく
- 抜歯前後に大事な予定を
入れないようにする - 血液をサラサラにする薬を飲んでいる方は事前に申告
Q. 抜けなくて途中で中止されることはありますか?
A. まれに、神経との距離が近い・骨が硬い・歯が折れるなどで時間がかかることがあります。
安全を第一に、難易度が高いと判断された場合は専門機関をご紹介することもあります。
Q. 親知らずが虫歯になっていると
抜歯は難しいですか?
A. 虫歯の程度によっては歯がもろくなっており、割れやすいため難易度が上がることがあります。
特に深い虫歯で根が折れている場合は、通常よりも慎重な処置が必要です。
Q. 親知らずを抜くと
小顔になりますか?
A. 一般的に、親知らずを抜いたことで直接的に小顔になることはありません。
ただし、噛みしめや筋肉の緊張が緩和されてフェイスラインがすっきり見えるケースはあります。
Q. 親知らずは何本ありますか?
全部抜くべきですか?
A. 親知らずは通常、上下左右合わせて最大4本あります。
すべてが問題を起こすわけではありませんが、将来的に痛みや歯並びに影響する可能性がある場合は、予防的に抜歯することもあります。
Q. 親知らずを抜くと顔が
左右非対称になりますか?
A. 抜歯によって顔の左右差が目立つことは基本的にありません。
むしろ、痛みや腫れが原因で歪んで見えていた場合は、治療後にバランスが整うこともあります。
Q. 妊娠中でも親知らずは
抜けますか?
A. 妊娠中は安定期(妊娠中期)であれば応急処置や抜歯も可能な場合がありますが、基本的には出産後に抜歯を推奨しています。
痛みがある場合は、お薬の調整などを行いながら妊婦さんに優しい対応をしています。
Q. 親知らずの抜歯後は
お風呂や運動はできますか?
A. 抜歯当日は激しい運動・長風呂・飲酒は控えてください。
血流が良くなると出血や腫れが悪化する可能性があるため、安静が大切です。
Q. 抜歯後に口が開かないのは
なぜですか?
A. 抜歯後は顎の筋肉や関節に炎症が広がることで、口が開きにくくなることがあります(開口障害)。
通常は数日で改善しますが、長引く場合は再診をおすすめします。
Q. 抜歯後にうがいをしても
良いですか?
A. 抜歯当日は強いうがいはNGです!
血の塊(血餅)が取れてしまうとドライソケット(痛みが強くなる状態)になる恐れがあります。翌日からやさしくうがいしましょう。
Q. ドライソケットって何ですか?
A. 抜歯後の穴に血がうまく固まらず、骨がむき出しになった状態です。
通常よりも強い痛みが数日〜1週間続くことがあり、処置が必要になる場合があります。痛みが長引く場合は早めに受診ください。